[東京 24日 ロイター] – 23日夜に行われた東京五輪の開会式で、式典の最後を飾る聖火の最終点火者を務めたのは、女子テニスの大坂なおみだった。

全国で引き継がれてきた聖火リレーの映像が流れた後、希望の光を掲げて暗いトンネルを抜けるというイメージの中、柔道の野村忠宏さん、女子レスリングの吉田沙保里さんの金メダリストコンビがトラックに表れた。

そこに待っていたのはプロ野球の元国民的スターの長嶋茂雄さんと王貞治さん、米大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜さんの3人。続いて医師と看護師の医療従事者2人からパラリンピアンの土田和歌子さんに聖火がつながれた。

最後に、宮城・福島・岩手の東北3県の子どもたちから聖火を引き継いだのが大坂。ステージをゆっくりと駆け上がり、花が咲くように開いた球体の聖火台にそっとトーチを下ろすと、炎が勢いよく立ち上った。

聖火点火に合わせ、約1500発の花火が打ち上げられ、開会式は幕を閉じた。