[26日 ロイター] – 米モデルナは26日、現在実施中の新型コロナウイルスワクチンに関する臨床試験(治験)の対象を5─11歳に拡大することを巡り、米食品医薬品局(FDA)と協議していると発表した。
これに先立ち、米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙はFDAが米ファイザー/独ビオンテックおよびモデルナに対し治験の規模拡大を要請したと報道。FDAは心筋炎や心膜炎などまれな副作用を検出するには規模が不十分と主張し、従来の治験参加者のほぼ2倍に当たる3000人の子どもを治験に含めるよう求めたという。
モデルナの広報担当者はロイターに対し、2021年冬期または22年初めでの承認につながる治験結果を用意する見通しと述べた。
ファイザーは5─11歳のデータが9月に得られるとの従来計画に変更はないとした。
FDAはロイターのコメント要請に応じていない。