[ロンドン 27日 ロイター] – 英インペリアル・カレッジの疫学者ニール・ファーガソン氏は27日、新型コロナウイルスワクチンのおかげで入院・死亡リスクが劇的に低下したとして、英国での感染はあと数カ月で収束する可能性があると述べた。

ジョンソン首相は、国内でワクチン接種が進んだとして、人口の大部分を占めるイングランドの行動制限を先週ほぼ解除したが、パンデミックはまだ終わっていないと強調している。

ファーガソン氏はBBCに「まだ完全に危機は脱していないが、方程式は基本的に変わった。ワクチンは、入院・死亡リスクを低減する効果が大きい」と述べ、10月までには「新型コロナはまだ存在し、死者もでているが、パンデミックの大部分が過去のものになっている」との見方を示した。