[ロンドン 4日 ロイター] – 英政府は4日、16歳から17歳の若者全員に新型コロナウイルスワクチンを提供すると発表した。学校の再開を9月に控え、生徒の感染拡大を防ぐ狙い。先月には若者を対象とした大規模接種を見送り、基礎疾患のある者など一定の状況に限って接種する方針を示したばかりだった。
英政府の諮問機関であるワクチン・予防接種合同委員会(JCVI)のコロナ委員長を務めるWei Shen Lim氏は「最新のデータを慎重に検討した結果、健康な16歳から17歳の若者に対し、ファイザー・ビオンテック製ワクチンの第1回接種を勧告する」と表明。「コロナに感染した場合、ほとんどの若者は軽度の症状もしくは無症状だが、一部で非常に不快な症状を発症する恐れがある」と述べた。2回目のワクチン接種の時期については改めて通知するとした。