[深セン(中国) 6日 ロイター] – 中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ) が発表した上半期決算は、売上高が3204億元(495億6000万ドル)と前年同期比29%減少した。

スマートフォン部門が米国の規制により低迷する一方で、新事業はまだ収入の柱に育っていない。

売り上げの落ち込みが最も大きかったのはスマホを含む消費者向け事業で47%減の1357億元だった。

純利益率は0.6%ポイント上昇して9.8%となった。同社の広報担当者は効率の改善が主な要因と説明した。

ファーウェイの輪番会長、徐直軍(エリック・シュー)氏は「今後5年の戦略目標を設定した。われわれの目的は持続可能な形で存続することだ」とする声明を発表した。

上半期の企業向け事業の売上高は18%増の429億元だった。新型コロナウイルスの感染拡大で情報通信技術(ICT)関連の需要が好調だった。

調査会社カナリスによると、クラウドサービスも大きく伸びており、第1・四半期は2倍以上に成長し中国で20%の市場シェアを占めた。