[北京 19日 ロイター] – 中国の王毅外相兼国務委員は19日、イスラム主義組織タリバンに圧力を加えるのではなく、政権移行を支援すべきという考えを示した。
王氏はアフガニスタン情勢を巡りラーブ英外相と電話で会談。中国外務省が発表した声明によると、アフガン情勢が依然として不安定かつ不確実な中で、「国際社会は圧力をかけるのではなく、前向きな方向に導くべき」と提案。さらに、アフガンを地政学上の戦場にしてはならず、アフガンの独立や国民の意思を尊重すべきと訴えた。
中英関係については「前向きな兆候」が見られるとし、見解の相違ではなく協力関係によって定義されるべきとするラーブ氏の考えに理解を示した。