• コネティカット、マサチューセッツ州では恐らくピークに達している
  • ニューヨーク、ニュージャージー州では感染者の増加まだ続く予想

米北東部の一部では新型コロナウイルス感染拡大の最近の波がピークに近い可能性がある。

  米疾病対策センター(CDC)が発表したコンセンサス予測によれば、コネティカット州とマサチューセッツ州では恐らくピークに達している。一方、ニューヨーク州とニュージャージー州では感染拡大が続くとなお予想される。

  アーカンソー州とミズーリ州で始まり、フロリダ州で入院患者が記録的に増加した感染の波の影響が、北東部でも7月半ば以降見られている。米厚生省によれば、北東部州の全てで日々の入院者数は増加傾向にある。

  コーネル大学医学部とニューヨーク長老派教会病院の感染症責任者、ロイ・ガリック氏は電話で、「増加は継続しているが、北東部でのこれまでの感染拡大で見られたレベルには至っていない。一部のモデルは9月下旬、10月上旬まではピークを見ないことを示唆しているが、もちろん確かなことは分からない」と語った。

  ワクチン接種率やマスクの習慣など幅広い要素が今後の展開を予想するのを難しくしているとし、「確かに、12歳未満の子供がワクチンを受けられない状況で学校が始まることも先行きに影響を与える可能性がある」と指摘した。

原題:Delta Case Wave in U.S. Northeast May Be Nearing Its Peak(抜粋)