[ワシントン 25日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は25日、今月14日以降、アフガニスタンの首都カブールから8万2300人超が退避したと明らかにした。少なくとも4500人の米国民とその家族も退避し、アフガンにまだ残っているとみられる約1000人の米国民については「積極的」に連絡を取っているとした。

ブリンケン長官は、外国人を含め、アフガンからの退避を望む人を支援する活動に期限はないとし、「必要な限り」続けられると述べた。

米政府の試算によると、退避活動の開始時点でアフガンに滞在し、退避を望んだ米国民は6000人。ブリンケン長官は、同試算に基づくと、まだ1000人程度の米国民がアフガン出国を望んでいるとみられるものの、「実際にはこの数字を大きく下回る公算が大きい」と述べた。

また、これまでに退避した約8万人中、女性と子どもが45─46%を占めると明らかにした。