[ニューヨーク/ロンドン 25日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、ドルがほぼ横ばい。市場では米年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の講演内容に関心が集まっている。
ダラス地区連銀のカプラン総裁は先週、デルタ変異株が経済に与える影響を注視しており、経済成長が大幅に鈍化するようであれば、金融政策に関する自身の見解を「多少」調整することもあり得ると発言した。
スコシアバンクのチーフFXストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は、パウエル氏もカプラン氏と同様、ハト派的な発言を行うと予想されるが、「パウエル氏がカプラン氏の意見を支持しない場合、よりタカ派的な印象を与えるリスクがある」と指摘した。
長期金利の上昇はドル相場を支援。主要6通貨に対するドル指数は一時上昇したものの、その後は値を消し0.06%安の92.8550。
ユーロ/ドルは0.09%高の1.1766ドル。円は対ドルで0.32%安の110円近辺。ポンド/ドルは0.22%高の1.3758ドル。豪ドルは0.25%高の0.7276ドル。
北海ブレント原油先物はこの日1.7%値上がりしたものの、前日までの大幅な伸びからは鈍化した。カナダドルは0.08%安の1.2599カナダドル。
ドル/円 NY午後4時 109.97/110.00
始値 109.82
高値 110.12
安値 109.84
ユーロ/ドル NY午後4時 1.1769/1.1773
始値 1.1746
高値 1.1774
安値 1.1727