[ニューヨーク/ロンドン 25日 ロイター] – イスラム主義組織タリバンがアフガニスタンを掌握する数日前の8月10日以降、タリバンによる婉曲的な脅迫や国連事務所の略奪、国連職員への身体的虐待などが数十件確認されていることが分かった。ロイターが国連の内部資料を入手した。

それによると、タリバンはカブール空港に向かうアフガニスタン人の国連職員を呼び止め、車内を捜索。国連の身分証明書を確認した後、殴りつけるケースがあったいう。

また、仕事で外出していた別の国連職員の自宅に男3人が訪れ、息子に父親の居場所を訪ねた後、息子がうそをついていると非難。「われわれは父親の居場所と仕事を知っている」と述べたという。

タリバンはこの内部資料に関するコメント要請に応じていない。国連は内部資料についてコメントしないとした。