【ロンドン時事】英政府は28日、アフガニスタンから自国民やアフガン人協力者らを退避させる作戦を事実上終了させた。BBC放送などによると、民間人用の最後の航空機がアフガンを離陸、今後は駐留英兵や外交官らの退避を行うのみとなった。

 26日に首都カブールの空港付近でテロが起きた後も、英国は退避作戦を継続。カブールにとどまっているブリストウ駐アフガン英国大使によると、英政府は今月中旬から開始された作戦で、英国民やアフガン市民ら1万5000人近くを救出した。ただ28日時点で、退避資格のあるアフガン人千人前後と英国人100~150人は残ったままとされる。