[ワシントン 1日 ロイター] – 米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長(陸軍大将)は1日、米軍のアフガニスタンからの撤退が完了したことについて、「痛みや怒り」とともに、兵士らが抱える複雑な心境を共有していると表明した。

過去20年に及ぶアフガン戦争では、約2500人の米国人が死亡。先週には撤退期限を目前に過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力による自爆攻撃が起き、米兵13人や多数のアフガン人が犠牲となった。

ミリー氏は撤退後初の記者会見で「私や国防長官、大統領や他の誰かがどんな言葉を口にしても、亡くなった方々が戻ってくることはない」とした上で、「戦争は厳しく、悪意に満ちており、残忍かつ容赦のないものだ」と胸の内を明かした。