小泉進次郎環境相は3日、菅首相が自民党総裁選不出馬を表明後に首相官邸で菅首相と会談。その後に報道陣の取材に応じる際に目に涙をにじませた。首相の功績をたたえながら、一部で自身が不出馬を進言したという報道に対して「いろんな選択肢の話をした」と認めた。
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小泉氏は午後4時過ぎから首相と約20分間面会した。午後6時ごろ、報道陣に対して「ありがとうございました。お疲れ様でしたという思いを伝えた」と面会の内容を明かした。
「総理が批判されてばっかりでしたが、こんなに仕事をした政権はない。1年間で、こんなに結果を残した総理はいないと思います。そのやってきたいいことが、正当な評価を受けるような環境をつくりたい。その思いで総理を支えてきた」
ポエムのような語り口で、言葉を区切りながらゆっくり言葉をつむぎながら、菅首相の功績をたたえた。
人柄についても「すごく悔しいのは、総理が人間味のない方と思われている節があること。まったく逆で、あったかい方ですね」と話した。
菅総理からお言葉は?と聞かれると、「いっぱいありました。一言ではいえませんけど、本当に感謝の思いしかありませんね」と話すと声を詰まらせ、感極まり、瞳をうるませた。
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