[13日 ロイター] – 米小売り大手ウォルマートは13日、暗号資産(仮想通貨)のライトコインと提携し、支払いでライトコインの利用を認めるとのプレスリリースは捏造だと明かした。

ウォルマートの広報担当者はロイターに対し、リリースは「本物ではない」とした上で、「グローブニューズワイヤが公表したプレスリリースについて、ウォルマートは何も承知しておらず、内容は真実ではない。ウォルマートはライトコインと何の提携関係もない」と述べた。

ライトコインも、ウォルマートと提携していないとツイッターに投稿した。

ウォルマートがプレスリリースは偽物と表明したことを受け、グローブニューズワイヤは同リリースを「無視」するよう要請する通知を発表。ただ、偽プレスリリースに関するロイターの取材にはコメントしなかった。

同リリースに掲載されている連絡先の電子メールアドレスは「配信不能」となっている。

捏造されたリリースを受け、ライトコインは一時27.4%高となったが、その後間もなく上昇分の大半を吐き出し、米東部時間午後の取引で約3%高で推移している。

騒ぎの中、ビットコインはやや下落した。