【ロンドン時事】トラス英外相は19日付のサンデー・テレグラフ紙への寄稿で、米英とオーストラリアによる新たな安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」にフランスなどが反発していることについて、「自由は防衛されなくてはならず、そのためにわれわれは世界中で強固な安保上の結び付きを築いている」と正当性を主張した。
トラス氏は「(AUKUSは)われわれの利益を守り、不公正で悪意ある行動に挑むための抜け目ない心構えを示すものだ」と強調。海洋進出の動きを強める中国への対抗を念頭に、「志を同じくする国が共有する価値観と利益を基に同盟を築く」ことの重要性を訴えた。