[エアフォース・ワン機上 5日 ロイター] – エリザベス・ウォーレン米上院議員(民主党)は5日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長について、金融システムを効果的に規制できなかっただけでなく、FRB当局者の倫理的な失態に対応することもできなかったと批判した。
上院の議場で「パウエル氏は効果的な金融規制当局者としての役割を一貫して果たしていない」と指摘。「パウエル氏の失敗はそれだけではなく、リーダーとしても失敗した。われわれはFRBに変化を求めている」と述べた。
ウォーレン氏は先週、パウエル氏がFRBを率いるには「危険な人物」と厳しい言葉を浴びせ、「あなたを再指名することは、米金融規制を緩和してきた共和党の(FRB)議長が、この経済を再び金融の崖に追いやることがないか賭けるようなものだ。私はそのリスクを取る価値があるとは思わない」と強調。来年2月に任期が切れるパウエル氏の再選に反対票を投じると表明した。
一方、ホワイトハウスのジャンピエール報道官は「バイデン大統領は現時点でパウエル氏を信頼している」と述べた。