[ストラスブール  5日 ロイター] – 欧州議会のクリステル・シャルデモーゼ議員は5日、アップル、アルファベット傘下のグーグル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムなどの米IT大手は、導入が予定されている欧州連合(EU)の規制の下、EU域内の本拠を置く国の管轄下に置かれるべきとの考えを示した。

EUの執行機関である欧州委員会で競争政策を担当するマルグレーテ・ベステアー委員が策定した「デジタル市場法(DMA)」には、本拠を置く国による管轄の原則が含まれている。これに従うと、欧州本部をアイルランドに置いているアップル、グーグル、フェイスブックはアイルランドの管轄下に置かれることになる。

シャルデモーゼ議員は欧州議会でデジタル市場法の審議を担当。ロイターのインタビューに対し「本拠を置く国の管轄下に置かれることは理にかなう」と述べた。