[14日 ロイター] – 米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は14日、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、年齢65歳以上や重症化リスクの高い人、職業上感染リスクの高い人に対する追加接種(ブースター接種)を推奨するという見解を全会一致でまとめた。
諮問委メンバーのピッツバーグ大学医学部のパトリック・ムーア教授は、モデルナの追加接種に関するデータについて「確固たる内容ではないものの、推奨できる方向に向かっていることは確かだ」と述べた。
諮問委による推奨のニュースを受け、モデルナの株価は約3%上昇した。
FDAが諮問委の見解に基づき承認すれば、米疾病対策センター(CDC)が追加接種の対象者に関する具体的な推奨を行う。CDCの諮問委は来週会合を開く。
米国ではこれまでに、高齢者ら向けにファイザー・ビオンテック製ワクチンの追加接種が承認されている。
FDA諮問委は15日に米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチンの追加接種の推奨についても検討する。