[ニューヨーク 14日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では不安定な展開となる中、ドルが小幅下落。 米連邦準備理事会(FRB)が11月に量的緩和の縮小(テーパリング)を開始することがほぼ確実視される中、市場の焦点は利上げ開始時期にシフトしている。リスク選好の回復によって、安全通貨としてのドルへの投資妙味が薄まった可能性も指摘された。
スコシア・キャピタルのチーフ為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「ここ数日、相場は幾分利益確定の動きとなっている」とした上で、「現時点でドルのトレンドを大きく転換するとは考えていない」と述べた。
さらに、テーパリングが11月に始まり、比較的速いペースで行われるという観測が、利上げ開始時期や利上げペースを巡る見通しを幾分後押し、「ドルへのプラス材料となる可能性がある」とした。
終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.036%安の93.982。一時、10営業日ぶり安値となる93.754に沈む場面もあった。
ユーロ/ドルはほぼ変わらずの1.15955ドル。
ポンド/ドルは0.15%高の1.36815ドル。
朝方発表された9日までの1週間の米新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比3万6000件減の29万3000件と、昨年3月中旬以来、約1年7カ月ぶりの低水準となった。
9月の米卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.5%上昇、前年同月比8.6%上昇したものの、ともに市場予想を下回った。
リスク選好度の上昇を反映し、豪ドルは0.47%高の0.7414米ドルと、9月7日以来の高値を更新。ニュージーランドドルも0.93%高の0.7030米ドルと、2週間半ぶりの高値を付けた。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.13%高の5万7451ドル。一時、5カ月ぶりの高値となる5万8550ドルに達する場面もあった。
ドル/円 NY終値 113.66/113.69
始値 113.41
高値 113.71
安値 113.33
ユーロ/ドル NY終値 1.1594/1.1598
始値 1.1610
高値 1.1616
安値 1.1585