Allison McNeely、Irene Garcia Perez、Eliza Ronalds-Hannon、Rachel Butt
- 債権者は即時返済の要求が相次ぐ事態を避けたい意向
- 猶予期間は23日まで-債権者はスタンドスティル合意求める可能性
経営難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団のオフショア債権者は、猶予期間が終わる23日までに同社が利払いを実施しない場合、権利行使を留保するスタンドスティル合意と債務協議を求める可能性がある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
同社の社債保有者は支払期限が過ぎても直ちには返済を要求しない計画。不履行の支払いに関する選択肢について話し合うため同社が交渉の席に着くと期待しているという。情報の部外秘を理由に関係者が匿名で明らかにした。これら社債保有者の一部はカークランド・アンド・エリスとモーリスから助言を得ている。
一部の債権者は、債務再編の選択肢を協議する間、投資家が次々と債務の即時返済を迫る事態を避けるため、権利行使の差し控えで正式な合意を恒大と社債保有者が結ぶことを望んでいる。
恒大の担当者に通常の営業時間外にコメントを求めたが、現時点で返答はない。カークランド・アンド・エリスからもコメントを得られておらず、モーリスの担当者はコメントを控えた。
トレースによると、猶予期間が23日までとなっている恒大の2022年償還債(表面利率8.25%)は額面1ドル当たり22.25セント前後で取引されている。
原題:Evergrande Creditors to Seek Talks After Grace Period Expiry (1)(抜粋)