岸田内閣にとって、最初の国政選挙となった参議院静岡選挙区と山口選挙区の補欠選挙が24日行われました。山口選挙区では、自民党が議席を維持した一方、静岡選挙区では、野党側が勝利して、自民党の議席を奪いました。与野党双方は、衆議院選挙の前哨戦と位置づけていただけに、今回の結果は、衆議院選挙にも影響を与えそうです。
参議院山口選挙区の結果です。
▽北村経夫(自民・前)当選 30万7894票。
▽河合喜代(共産・新) 9万2532票。
▽へずまりゅう(N党・新) 6809票。
自民党の前の議員で、公明党が推薦した北村氏が3回目の当選を果たしました。
一方、静岡選挙区の結果です。
▽山崎真之輔(無所属・新)当選 65万789票。
▽若林洋平(自民・新) 60万2780票。
▽鈴木千佳(共産・新) 11万6554票。
無所属の元県議会議員で立憲民主党と国民民主党が推薦した山崎氏が初めての当選を果たしました。
今回の2つの補欠選挙は、いずれも自民党議員の辞職にともなうもので、岸田内閣にとって、最初の国政選挙となりました。
その結果、山口選挙区では自民党が議席を維持した一方で、静岡選挙区では野党側が勝利して自民党の議席を奪いました。
与野党双方は、6日後に投開票が迫った衆議院選挙の前哨戦と位置づけて党首や幹部が相次いで応援に入るなど、激しい選挙戦を展開しただけに、今回の結果は、衆議院選挙に影響を与えることも予想されます。