- 原材料などの国家備蓄を強化する大統領令を発令
- ボトルネック緩和に向けメキシコ・中米への資金援助を強化へ
バイデン米大統領は10月31日、最近のサプライチェーンの混乱に対応するために幾つかの措置を講じた。大統領は最近の混乱について協議するため、欧州連合(EU)を含む主要国・地域の首脳会議を開催した。
バイデン氏はローマでの20カ国・地域(G20)首脳会議のさなか、物資や機器、原材料の不足に対応するために国家備蓄の放出を迅速化することを目的とした大統領令を発令。サプライチェーンに関する首脳会議はG20会議に合わせて開かれた。
また、ホワイトハウスは同日、供給のボトルネック緩和や通関手続きの改善に向け、メキシコ・中米への資金援助を強化すると発表した。
バイデン氏はローマで記者団に対し「これを解決するには、政府や民間企業、労組や研究機関を含めたわれわれ全員の協力が必要となる」と語った。
原題:Biden Announces New Steps to Address Supply-Chain Disruptions(抜粋)