- FOMCで「不足」討議、長引く供給障害、仮想通貨で人員大量採用
- ソフバンクGがフォートレス売却か、エヌビディアもメタバース推進
クルマ好きにとって新車購入時の楽しみは、走行性能や最新装備はもちろんのこと、グレードや色、オプションをどうするか予算と相談しながら決めること。しかし、現在の米国でそれは夢のまた夢。たとえ好きな色でなくても、場合によっては車種やメーカーを変えてでも、数少ないディーラー在庫の中から妥協しなければ、生活必需品である車が手元に届くのは数カ月も先に。自動車大国の「エンスト」は深刻です。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
70年代以来の「不足」
今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合は、米経済が1973年の石油危機以降で最も広範な供給制約に直面しているとの懸念がある中での開催となる。10月20日公表の地区連銀経済報告(ベージュブック)では「不足」という言葉がさまざまな形で70回登場した。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長らはサプライチェーンの混乱が局地的で一時的なものかどうか、難しい判断を迫られる。
長期化する供給障害
米供給管理協会(ISM)が発表した10月の製造業総合景況指数は前月から低下し、継続的なサプライチェーンの障害が引き続き製造業者を圧迫していることを示唆した。入荷遅延指数は5カ月ぶり高水準と、原材料のリードタイム(発注から納品までにかかる時間)が伸びていることを示した。
手のひら返しで採用
10年余り前に暗号資産(仮想通貨)ビットコインが誕生した際、ウォール街の経営トップらは鼻であしらうような反応を示していた。それが今では、報酬を大幅に増やしてでも仮想通貨関連の人員を大量に採用。従来型の体制の中で、この新たな分野の強化に積極的に取り組む動きが広がっている。
フォートレス売却か
ソフトバンクグループは、フォートレス・インベストメント・グループの売却を含む複数の選択肢を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ソフトバンクGは4年前にフォートレスを買収。検討を開始した背景には、フォートレスとソフトバンクGの事業をうまく融合させられなかったこともあるという。
メタバースの勝ち組へ
フェイスブックが先週、メタバース(ネット上の仮想世界)を前面に押し出した新社名を発表した際、そのコンセプトについては非現実的もしくは完全にディストピア的だという批判の声が出た。しかし、同社以外にも、メタバースに賭けているハイテク業界のキープレーヤーがいる。ビデオゲーム用チップメーカー最大手のエヌビディアだ。
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