[ワシントン 5日 ロイター] – バイデン米大統領の看板政策である気候変動・社会保障関連歳出法案を巡る下院採決が見送りとなった。5日の実施が見込まれていたが、下院民主党の穏健派が超党派組織である議会予算局(CBO)の最終報告を確認したいとの意向を示した。
バイデン大統領は5日、公の場で初めて法案採決を下院に呼び掛けたが、CBO報告の確認を求めている下院民主党の穏健派がペロシ下院議長(民主党)と非公開の会談を実施したことで、下院での議事進行が5日午前に停止した。
民主党のホイヤー下院院内総務は、記者団からの採決実施日に関する問いに対し「われわれは今取り組んでいる」と応じた上で、歳出法案に関するCBOの報告は5日までに出ないだろうと述べた。