▽欧州の研究機関で構成される「クライメート・アクション・トラッカー(CAT)」は9日、以下の見解を発表した。
・「30年に向けたグラスゴーでの新たな計画でも、30年に1.5度の上昇を抑えるための排出量の約2倍排出することになる」
・CATを構成する機関の1つ、クライメート・アナリティックスのビル・ヘア最高経営責任者(CEO)の発言。
「各国首脳がネットゼロ目標を掲げるのは結構だが、そこに至る計画がなく、30年の目標が多数の国で現在のように低ければ、率直に言って『ネットゼロ』目標は真の気候変動対策に対するリップサービスに過ぎない」
・CATによると、新たな計画を全く実施しない場合、世界の気温は今世紀中に2.7度上昇する。
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