[12日 ロイター] – 米ミシガン大学が12日発表した11月の消費者信頼感指数(速報値)は66.8となり、2011年11月以来の低水準となった。市場予想は72.4で、10月は71.7(確報値)だった。

ミシガン大学の調査部門ディレクター、リチャード・カーティン氏は「11月には4人に1人の消費者がインフレによる生活水準の低下を指摘しており、低所得者と高齢者が最も大きな影響を受けている」とし、「インフレ高進による打撃を軽減する効果的な政策が依然実施されていないという考えが消費者の間で広がっている」と述べた。

1年後のインフレ期待は4.9%と、08年以降で最も速いペースで加速するとみている。中期的には緩和するとの見方が続き、5年後は2.9%。

期待指数は62.8と13年10月以来の低水準となり、10月の67.9から下がった。

11月の現状指数は73.2と11年8月以来の低水準となり、10月の77.7から低下した。