[モスクワ 15日 ロイター] – 難民問題に揺れるベラルーシのルカシェンコ大統領がドイツのメルケル首相と電話会談したと、ベラルーシ国営メディアの記者が15日、ソーシャルメディアに情報を掲載した。

ルカシェンコ大統領と西側諸国の首脳による対話は、昨年8月のベラルシー大統領選での勝利以降で初めて。

記者によると、会談は約50分にわたり行われ、数千人の移民や難民がベラルーシとポーランドとの国境近辺で足止めされている問題や人道支援を巡る方策、状況の悪化防止に向けた措置などが協議された。さらに、両首脳が連絡を続ける方針でも合意した。

欧州連合(EU)各国外相は15日、ベラルーシが移民・難民をEUに送り込んでいるとし、ベラルーシへの制裁を強化することで合意した。