[ワシントン 15日 ロイター] – バイデン米大統領は15日、1兆ドル規模のインフラ投資法案に署名し、成立した。ホワイトハウスで行われた署名式典には、法案に協力した与野党の議員らが出席した。
この法案は、橋や道路など老朽化したインフラを刷新するほか、高速通信網を整備し、雇用を創出を目指す。
経済政策などを巡り支持率が低下しているバイデン大統領だが、署名式典ではスピーチの前に声援と拍手が沸き起こった。
バイデン氏は、法案の可決は民主党と共和党が一緒になって結果を出すことができることを示していると強調し、法案は「米国を再建させるためのブルーカラーにとっての青写真だ」と述べた。
ホワイトハウスによると、バイデン氏は式典に先立ち、インフラ事業で米国製の原材料を優先的に使用することを指示する大統領令に署名した。また、法案の実施に向け閣僚らで構成される作業部会を立ち上げた。