【ワシントン時事】バイデン米大統領は19日、ワシントン郊外のウォルター・リード軍医療センターで、結腸の内視鏡検査を受けた。麻酔の効いている約1時間半、大統領権限をハリス副大統領に委譲した。

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 バイデン氏はホワイトハウスに戻った際、記者団に「良い気分だ。何も変化はない」と語った。サキ大統領報道官は「定期健診」と説明。バイデン氏の主治医によると、良性とみられるポリープ一つを切除し、執務執行に問題はないと診断された。

 バイデン氏は20日の誕生日で79歳を迎える。高齢のため健康不安が常に取り沙汰されるが、「58歳の誕生日が楽しみだ」と冗談を飛ばす余裕を見せた。19日は大統領が七面鳥に「恩赦」を与える感謝祭の恒例行事を予定通り実施し、元気な姿をアピールした。

 一方、ハリス氏はつかの間の「女性初の米大統領」となった。ハリス氏はバイデン氏の後継として次期大統領候補の呼び声も高く、ごく短時間ながら「予行演習」をした形だ。