【ニューヨーク時事】「アイビーリーグ」と呼ばれる米東部の名門8大学の一つ、ペンシルベニア大のビジネススクール、ウォートン校は一部講座について、授業料を暗号資産(仮想通貨)で支払えるようにすることを決めた。暗号資産での授業料納付を認めたのはアイビーリーグでは初めてという。

 対象は、暗号資産を支える「ブロックチェーン(分散型台帳)」技術に関する社会人向けオンライン講座。来年1月から6週間のコースの授業料は3800ドル(約43万円)で、支払いに暗号資産のビットコイン、イーサリアム、USDコインが使える。

 暗号資産業界が成長する中、金融アナリストやテクノロジーコンサルタントら多様な業種の人々の受講を想定している。ウォートン校は世界的に有名なビジネススクールで、トランプ前米大統領、電気自動車大手テスラのマスク最高経営責任者(CEO)らを輩出している。