- PCE価格指数は前年同月比で5%上昇、1990年以来の大幅な伸び
- 個人所得は0.5%増、貯蓄率は7.3%でコロナ前水準に接近
米個人消費支出(PCE)は10月に前月比で増加、3月以来で最も大幅な伸びを示した。注目度の高い物価指数は、前年同月比での上昇が1990年以来の大幅となった。
キーポイント |
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・個人消費支出(PCE)は前月比1.3%増(前月0.6%増) ・ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は1%増 ・インフレ調整後の実質PCEは0.7%増 ・PCE総合価格指数は前月比0.6%上昇 ・前年同月比で5%上昇、1990年以来の大幅な伸び ・同指数は米金融当局がインフレ目標の基準値としている |
米経済成長をけん引する個人消費が勢いを増している一方、需要の強さはサプライチェーンをさらに圧迫し、消費者物価を数十年ぶりの高さへと押し上げている。
個人所得は前月比0.5%増。貯蓄率は7.3%に低下し、コロナ前の水準に戻りつつある。
食品とエネルギーを除くコア価格指数は前年同月比で4.1%上昇と、1991年以来の大幅な伸び。サプライチェーン問題が長期化し、人手不足の解消も困難なことから、インフレはこの先さらに上昇すると予想されている。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Consumer Spending Powers Ahead Despite Inflation Pickup(抜粋)