[ワシントン 24日 ロイター] – 米労働省が24日に発表した11月20日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比7万1000件減の19万9000件と、1969年11月中旬以来52年ぶりの低水準となった。米経済の持続的な力強さが示された。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は26万件だった。25日が感謝祭の祝日のため、申請件数は通常より1日早く発表された。
FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリス・ラプキー氏は「季節調整の問題はあるかもしれないが、手書きの求人広告が壁に貼られており、企業が必要な従業員を見つけられていないというのは真実だ」と指摘。「米経済は華々しい年末を迎えるだろう」と述べた。
調整前の請求件数は1万8187件増加し25万8622件。カリフォルニア州、ケンタッキー州、ミズーリ州で減少したものの、バージニア州で急増した。
11月13日までの1週間の継続受給件数は6万人減の204万9000人。2020年3月中旬以来の低水準だった。