[香港 26日 ロイター] – 中国の不動産開発大手、中国恒大集団の許家印会長が25日、自社株12億株(9%)を1株平均2.23香港ドルで売却していたことが、香港証券取引所への提出書類で明らかになった。
売却総額は26億8000万香港ドル(3億4400万ドル)。これに伴い、同会長の株式保有比率は77%から67.9%に低下した。
同社は3000億ドル以上の負債を抱え、債務の返済に行き詰まっている。関係筋によると、中国当局は許会長に対し、私財の一部を使って社債権者への返済を行うよう指示していた。
株式の売却価格は24日終値の2.78香港ドルを19.8%下回る水準。取引所のデータによると、25日のプレマーケットでブロック取引が行われた。