【ニューヨーク時事】米バイオ医薬品企業モデルナは、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に対応した改良型ワクチンの使用許可を来年3月にも米当局に申請する準備を整えることができるとの見通しを明らかにした。ロイター通信が1日報じた。
オミクロン株対応のワクチンは、米ファイザーやジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も、開発に乗り出している。
モデルナのホージ社長がロイターに語った。オミクロン株に対する既存ワクチンの効果が低下する場合、オミクロン株を標的にしたワクチンを追加接種するのが最も迅速な対処法になると説明。「われわれはこの計画に既に着手している」と強調した。
ホージ氏は、オミクロン株に対して既存ワクチンの効果がどの程度弱まるかはまだ明らかでないものの、かなり弱まる可能性があるとの見方を示した。