新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」の日本人への感染が国内で初めて確認されたことを受けて政府は引き続き水際対策を徹底する方針です。
また、感染防止を図るため、3回目のワクチン接種について2回目との間隔をできるだけ短縮することにしています。
12月1日に日本に入国したイタリアに滞在歴がある30代の日本人男性が、空港の検疫所で新型コロナの検査を受けて陽性反応が出たため、国立感染症研究所で解析した結果、6日、「オミクロン株」に感染していることが確認されました。
国内で日本人がオミクロン株に感染していることが確認されたのは初めてで外国人を含めると3例目です。
政府は、オミクロン株の市中感染が広がるのを防ぐため、水際対策を徹底するとともに、新型コロナの陽性反応が出たすべての入国者に対してゲノム解析を行うなど、引き続き監視体制の強化に努めることにしています。
また政府は、感染防止を図るため、3回目のワクチン接種について2回目との間隔をできるだけ短縮することにしていて、自治体の体制やワクチンの供給量などを見極めながら、短縮の期間や接種を受けられる人の対象を検討することにしています。