【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)離脱交渉を率いたフロストEU離脱担当相は18日、辞任した。フロスト氏はジョンソン首相が最も信頼する側近の一人だった。支持率低下に悩む首相にとって新たな打撃となりそうだ。
フロスト氏は公開された首相宛ての辞表で「私が現在の(政府の)方向性に抱いている懸念はご存じの通りだ」と説明。規制が少なく、低い税率の経済を追求すべきだと訴えた。首相は公開された返信で「とても残念だ」と応じた。
英紙デーリー・メールによると、フロスト氏の辞任は、ワクチンパスポートの導入など政府の新型コロナウイルス対策の規制強化への不満が主な原因。