[東京 24日 ロイター] – 厚労省の専門部会は24日、米製薬大手メルクが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」を承認した。同省広報が明らかにした。正式承認を経て週明けから使えるようになる見込み。
モルヌピラビルは英国で11月、世界に先駆けて承認された。米国では食品医薬品局の外部有識者委員会で慎重意見が相次いだが23日、緊急使用を許可した。フランスは、臨床試験の結果が当初期待していたほどではなかったとして発注を取り消した。
岸田文雄首相は22日、部会が了承すれば直ちに承認し、今週末から全国に20万回分を発送する考えを表明。「来週から使えるようにする。オミクロン株にも極めて効果が高いと言われている」と述べていた。