[29日 ロイター] – 全米リアルター協会(NAR)が29日に発表した11月の中古住宅販売仮契約指数は前月比2.2%低下の122.4となった。物件の在庫不足や販売価格の高騰が重しとなった。市場予想は0.5%上昇だった。地域別では4地域全てで低下した。

NARは、2022年に向けて新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染拡大が米住宅市場へのリスクとなる可能性があると指摘した。

前年同月比でも2.7%低下した。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「限られた住宅供給に加え、価格(上昇)によって買い手が購入をためらい、契約は低迷した」と指摘。今後については「住宅販売価格の下落も記録的なペースでの価格上昇も想定していない。22年には在庫が増え、一部では手頃な価格での購入を支援するだろう」と述べた。