[ニューヨーク 29日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、年末の薄商いの中、ドルが下落した。投資家は新型コロナウイルスのオミクロン株流行後を見据えてリスク選好度を高めており、安全資産とされる円も1カ月ぶり安値を付けた。 ドル指数は0.206%安の95.932。 年末に向けて多くのトレーダーが休暇を取っていることから、アナリストらはこの動きを深読みしないよう注意を喚起している。ジェフリーズのFXグローバルヘッド、ブラッド・ベクテル氏は「この時期には短期筋が年末の最後の利益確定をしようとするため、非常にテクニカルな取引になる」と述べた。 豪ドル、ニュージーランド(NZ)ドル、カナダドルなど、リスクに敏感な通貨は上昇した。豪ドルは0.35%高の0.72515米ドル、NZドルは0.28%高の0.6823米ドル、カナダドルは0.16%高の1米ドル=1.2794カナダドル。 ユーロは0.29%高の1.13415米ドル、英ポンドは0.45%高の1.34875米ドルとなった。 円は一時1ドル=115.04円に下落し、11月下旬以来の円安水準を付けた。 暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.67%安の4万7223ドル、イーサは1.57%安の3733ドルだった。 ドル/円 NY午後4時 114.97/114.98 始値 114.87 高値 115.01 安値 114.68 ユーロ/ドル NY午後 1.1347/1.1351 4時 始値 1.1299 高値 1.1368 安値 1.1293
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