[7日 ロイター] – 7日の取引で原油先物が下落。しかし、カザフスタンの政情不安やリビアからの原油供給一時停止を受けた原油供給懸念を受け年初から上昇しており、週間では約5%の値上がりとなる見通し。
清算値は、北海ブレント先物が0.24ドル(0.3%)安の1バレル=81.75ドル。米WTI先物も0.56ドル(0.7%)安の78.90ドル。
7日の取引では、今ひとつの結果に終わった米雇用統計や米連邦準備理事会(FRB)の政策への影響が材料視された。
アゲイン・キャピタル・マネジメントのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「米雇用統計を受け、見通しを巡る不透明感が強まり、オミクロン変異株への懸念が再び市場に舞い戻ってきた」と述べた。
米労働省が7日発表した2021年12月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比19万9000人増と、市場予想の40万人増を下回った。失業率は22カ月ぶりの低水準となる3.9%と、前月の4.2%から改善し、労働市場がタイトな状態になっていることが示された。