[ワシントン 12日 ロイター] – 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は12日、米国のインフレ率は今年第2・四半期に低下するとの予想を示した。CNBCのインタビューに答えた。
同専務理事は「サプライチェーンの制約に対処することが条件となるが、その点ではいくつか改善の兆候が見られる」と述べた。
米労働省が12日に発表した2021年12月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比7.0%上昇と、11月の6.8%上昇から加速し、1982年6月以来39年6カ月ぶりの高い伸びを記録した。
中国を巡っては、景気支援策の解除が「おそらく少し早すぎた」と述べ、中国の消費は新型コロナウイルスの影響を補うほどには回復していないとの認識を示した。
一方、プラス面として中国には景気回復に向けた「財政余地」がある点を指摘した。