【ロンドン時事】来月に開催される北京冬季五輪で、参加者の健康状態を管理するスマートフォン用のアプリ「MY2022」について、カナダの研究者らがセキュリティー上の欠陥があると指摘した。ロイター通信が18日に報じた。
アプリは主に大会期間中に、選手間で新型コロナウイルスに関する医療情報を追跡、共有するために大会組織委員会が作製。トロント大学の研究者らによると、個人データを転送する際に適切に暗号化しておらず、ハッカーに対して脆弱(ぜいじゃく)な状態で、プライバシーポリシーにはユーザー情報をどの組織と共有するか明記されていない。
国際オリンピック委員会(IOC)は独自に行った評価で、「重大な脆弱性」は見つからなかったとしている。
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