[シカゴ 21日 ロイター] – 米疾病対策センター(CDC) は21日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株感染について、mRNA型のワクチンを3回接種することで入院リスクを90%引き下げられることが3件の研究結果で示されたと明らかにした。

研究はCDCが主導。米ファイザー・独ビオンテック製、もしくは米モデルナ製のmRNAワクチンのブースター接種(追加接種)を受けることで、感染と発症の双方の予防効果があることが示唆された。50歳以上の成人が最も大きな恩恵を受けるという。

CDCのロシェル・ワレンスキー所長はホワイトハウスで行った記者会見で「追加接種を受けた人はオミクロン株への感染、および入院のリスクから最も守られている」と述べた。

米国では現在、新規感染の99%がオミクロン株によるもの。CDCによると、ワクチン接種済みの人の中で追加接種を受けたのは39.2%にとどまっている。