[香港 24日 ロイター] – 中国不動産開発大手の中国恒大集団は24日、中国政府が資金難に陥っている同社に対する管理を強化する中、「包括的」で「効果的」な債務再編計画に取り組むため、海外債権者に一段の時間的猶予を求めた。
恒大はウェブサイトに掲載した声明で、債務再編計画の策定に向け海外債権者と連絡を取り合いたいとし、「過激な法的措置」を取らないよう要請。債権者とのコミュニケーションに入る前にさらなる調査と評価が必要とし、 「すべての関係者の法的権利を保護するために、取締役会、リスク管理委員会、そして恒大全体は、包括的で詳細、かつ効果的な債務再編計画を策定するための努力を惜しまない」と表明した。
恒大は先月、国有企業の高官で構成するリスク管理委員会を設置。海外の債権者グループが恒大の対応を不服とし強制措置を取る構えを見せる中、21日には債務問題に関連したリスクの軽減・解消に向け、新たに財務および法務アドバイザーを迎える意向を明らかにした。