[ワシントン 28日 ロイター] – 米商務省が28日発表した2021年12月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比5.8%上昇と、1982年以来の高い伸びとなった。伸びは11月の5.7%からも加速した。
前月比では0.4%上昇。前月は0.6%上昇だった。
米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安とする変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE指数は前年同月比4.9%上昇と、11月の4.7%上昇から加速し、83年以来の高い伸びを記録した。
コアPCEは前月比0.5%上昇と、11月と同じ伸びにとどまった。
一方、個人消費支出は前月比0.6%減と、前月の0.4%増からマイナスに転じ、市場予想と一致した。サプライチェーンの問題や新型コロナウイルス感染再拡大が影響し、米経済が年末にかけ失速した可能性を示唆した。