[ロンドン/モスクワ 2日 ロイター] – 英国のジョンソン首相は2日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、ロシアによるウクライナとの国境沿いでの敵対的な活動に深い懸念を表明し、ウクライナ侵攻は「悲劇的な誤算」になると伝えた。
英首相府の声明によると、ジョンソン首相はウクライナの領土保全と自衛権を尊重する道を模索しなければならないと強調。「ウクライナの領土に対するいかなる一段の侵攻も悲劇的な誤算になる」と述べた。
声明によると、両首脳は「事態の悪化は誰のためにもならない」との考えで一致。ジョンソン氏は対話と外交のほか、協議にウクライナを含めることの重要性を強調した。
ロシア大統領府も声明を発表し、プーチン大統領がジョンソン首相と電話会談を行い、ウクライナ問題のほか、ロシアが求める安全保障について協議したと表明。
声明によると、プーチン氏は北大西洋条約機構(NATO)陣営はロシアの懸念に適切に対応する準備ができていないと伝えた。