[ロンドン 15日 ロイター] – ジョンソン英首相は15日、ウクライナ情勢を巡り、ロシアとの外交的な突破口の兆候を確認しているものの、情報当局からの最新の情報は心強い内容でないという認識を示した。
ジョンソン首相は「明らかに外交的突破口の兆候が存在する。ウクライナに関する対話の機会も、ウクライナを含めた対話の機会もあり、良好な兆候だ。ロシアが対話にオープンであることも確認している」と述べた。
同時に「この日確認された情報は依然として心強い内容でない」と強調。英情報当局はロシアがウクライナ国境近辺に野戦病院を建設していることを示唆しており、「侵攻の準備と解釈できる」と述べた。
「実際にはより多くの大隊戦術グループがウクライナ国境一帯に近づいている」とし、「まちまちのシグナルを踏まえ、われわれはとりわけ経済制裁について、非常に厳しい対応と結束が一層必要となっている」とした。
ロシア国防省は、ウクライナとの国境付近での軍事演習を終えた軍の一部部隊が基地に帰還しつつあると明らかにした。