[ワシントン 15日 ロイター] – バイデン米大統領は15日、ロシアがウクライナを侵攻する可能性はなお残されており、ウクライナ国境付近で軍事演習を終えたロシア軍部隊の一部が撤収したという情報を米政府はまだ確認していないと述べた。
バイデン大統領はテレビ演説で「あなた方は私たちの敵ではないとロシア市民に伝えたい。あなた方がウクライナに対する血まみれた破壊的な戦争を望んでいるとも思っていない」と語った。
米国は「ロシアとの直接的な対立を求めていない」としつつも、ロシアがウクライナに侵攻すれば、「われわれは強力に対応する」と言明。米国と北大西洋条約機構(NATO)の同盟国はどのような事態に対しても準備ができており、ロシアが侵攻に踏み切れば、大規模な経済的代償を払うことになると警告した。
バイデン大統領はその上で「ロシアによるウクライナ攻撃の可能性は引き続き非常に高く、われわれは断固として対応する用意が整っている」と言明した。