【ワシントン時事】米ホワイトハウスは19日、声明を発表し、「ロシアはいつでもウクライナ攻撃を開始することが可能だ」との見方を改めて示した。バイデン大統領は20日に国家安全保障会議(NSC)の会合を開催し、ウクライナ情勢について協議する。

ウクライナ大統領、欧米も批判 NATO加盟の回答要求

 声明によると、バイデン氏は19日午後、ウクライナ情勢をめぐってハリス副大統領がドイツ南部ミュンヘンでウクライナのゼレンスキー大統領や北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長、欧州諸国首脳と行った一連の会談について、最新の報告を受けた。

 バイデン氏は18日の記者会見で、ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻を「決断したと確信している」と発言した。これについて米紙ワシントン・ポスト(電子版)が関係者の話として報じたところでは、米情報機関は、全面攻撃を始めるよう命令が発せられたとの情報をつかんでいたという。