21日のロシア株式相場は8年ぶりの大幅安。プーチン大統領はウクライナ東部で親ロ派分離主義勢力が実効支配する2地域について、独立国家として承認するか同日中に決定を下すと明らかにした。
ロシア株の指標であるMOEX指数は11%安で終了し、ロシアがクリミアを併合した2014年3月以来の下落率を記録した。取引時間中には一時14%安と、08年11月以来の大幅安となった。
ロシア株とルーブルは、世界の中で最悪のパフォーマンスとなっている。ロシア財務省は22日に予定していた国債入札を中止し、「金融市場のボラティリティーの高まり」を理由に挙げた。ルーブル建て同国10年債利回りはおよそ80ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)急騰した。
原題:Russian Stocks Tumble Most Since Crimea Annexation in 2014、Russian Finance Ministry Won’t Hold OFZ Auction on Feb. 22(抜粋)